

今年で開幕10周年を迎える「ショートショート フィルムフェスティバル」と5周年目を迎える「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」のオープニングセレモニーがラフォーレミュージアム原宿で行われた。
▲原宿の街頭にはためく
「ショートショートフィルムフェスティバル」のぼり

▲左から別所哲也、浅野忠信、須藤元気、VERBAL、ILMARI、中村獅童、ユースケ・サンタマリア
オープニング映像として、1999年の立ち上げから現在に至るまでのアーカイブ映像が流された。その中には監督や海外スターの来日、映画祭の企画趣旨に賛同したジョージ・ルーカス、そして協力してきたボランティアたちの顔があり、10年という歴史はさまざまな人々とのつながりの歴史であるということが感じられる壮大なショートムービーだった。開催10周年目となる今年は、「ストップ!温暖化部門」や女性監督による女性監督のための「Dior CHRISTAL プログラム」、オムニバス映画『R246 STORY』のプレミア上映など新たな部門やイベントが盛りだくさんで、応募総数約3,000本のコンペ部門審査委員には大沢たかおや、堀北真希、宮本亜門らが決定している。

▲実行委員長代表の別所哲也のあいさつ
セレモニーでは過去9年の歴史を振り返るとともに、「アメリカン・ショート・ショート フィルムフェスティバル」として立ち上がった本映画祭の原点である、記念すべき第1回ショート・ショート・アワードに輝いた、名優ジャック・レモン主演の映画『Puppies for sale』を上映。当時無名のロン・クラウス監督の脚本にほれ込んだジャックが「君のために2日間だけ時間をあげよう」とタダで主演したというエピソードが披露された。
同フェスティバル実行委員長代表の別所哲也は登壇後、簡単なあいさつを終え「10年前のこの場所でショートショート映画祭は産声を上げた」と当時を振り返りながら「この映画が生まれる大きなきっかけとなったのはジョージ・ルーカス監督です。映画祭を立ち上げたいという熱意だけでルーカス監督に連絡を取り、運営の仕方もわからない僕に快く自作の短編作品を渡してくれた。そして第1回目の映画祭で上映することができました。そのときのことは今でも思い出されます」と感慨深げに思い出を語り、会場からは温かい拍手が沸き起こった。

ユースケは自身が監督したエピソードに主演している永作博美を「彼女は本当に料理が上手!」と絶賛。また、初監督については「撮影中あまりにも楽しすぎて、前世監督だったんじゃないのかなって思った」と相変わらずの絶好調ぶりをみせた。今回の撮影でショート・フィルムにはまったというユースケは「これを機にこのメンバーと一発、でかい花火打ち上げてやろう! って浅野君が言ってたよ。おれたちは小さい線香花火じゃないんだってね!」と相変わらずのトークを繰り広げ、そのフリに対応できずに「言ってないよ」とオロオロする浅野の姿に会場は爆笑に包まれた。
▲映画『R246 STORY』の監督、(左)中村獅童と(右)ユースケ・サンタマリア
▲実行委員長代表の別所哲也からトロフィーの授与を受ける映画『R246 STORY』の監督の一人、浅野忠信
ライバルは誰かとの質問に「すべての監督がライバルだ!」と答えたユースケだったが、中村に「自分以外興味ないでしょ? 僕らのエピソードのときに、トイレ行ってたじゃん!」と鋭く突っ込まれる一面も。最後に浅野はトロフィーを確かめるように握り締めながら「初監督で賞をもらえるなんて。皆さんに楽しんでいただけたらと思います」とコメントし、「話題賞」とともに、オープニングセレモニーは温かい拍手と笑いに包まれて幕を閉じた。
▲「話題賞」の映画を紹介する別所哲也
▲映画『R246 STORY』の監督、(左)VERBALと(右)ILMARI
▲映画『R246 STORY』の監督、浅野忠信
▲映映画『R246 STORY』の監督の一人である須藤元気に、作品についてたずねる別所哲也